ハードディスク(HDD)
・データ復旧

奥山電脳工房

ハードディスク 常識・非常識

HDDの常識・非常識

<ハードディスク構造>
ハードディスクはプラッターと呼ばれる高速で回転する円盤(プラッター)上をヘッドが移動しながらデータの書き込み/読み出しを行っています。

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動作時はヘッドはプラッターの高速回転によって生じる気流でプラッター上に浮上しており、決して接触はしていません。

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その隙間は10nm(ナノメートル)髪の毛の1万分の1程度で、タバコの煙の粒子やインフルエンザウィルスもその隙間に入れません。

<ハードディスクは中が真空?>

という俗説は嘘です。外部とは高機能なフィルターを通して繋がっており、内部も1気圧あります。(要するにクリーンルーム状態です)

ハードディスクは真空中では動作しません。

<ハードディスク開封!>

ハードディスクは通常空間では決して開封しないでください。

目に見えない浮遊粉塵で汚染され、復旧が困難になります。(作業費が跳ね上がります)

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プラッターはその精度に合わせた表面処理がしてあり、この状態で通電したりすると表面は傷だらけとなります。(もちろん目には見えないレベルです)

<HDDの起動・ファームウェアについて>

通常IDEのHDDは電源が入るとHDD自体がリセットされ、基盤上にあるROM内のファームウェアの一部を読みに行きます。

ここには型番、残りのファームウェアを読み出す為のサーボ情報、トラック・、セクタ情報、ゾーン情報、等が書き込まれており、これを基にトラック0領域から残りのファームウェアを読み出し、HDDとして起動します。

この状態で初めてBIOSから認識されます。

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この後MBRを読み出し、OS(パソコン)自身が起動します。

<HDDの基盤交換ついて>

web上に”同一型番の基盤と交換して復旧した”などという記載がありますが、最近のHDDでは ほとんど出来ないとお考え下さい。

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理由として、最近のHDDは同一機種であっても、ロット毎にファームウェアが異なります。

<ファームウェアが異なる理由>

HDDを製造する場合、メーカーは

1.ロット分の部材(ヘッド、プラッター他)を調達します。

その時点で 一番入手しやすい(安い)パーツを使います。

従って、ロット毎にパーツが異なるケースが多くなります。

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2.集めた部材に合わせて最適になるようファームウェアを書き換えます。

そのため、ロット毎にファームウェアが異なります。

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3.基盤を交換するとROM内のファームウェアとトラック0上のファームウェアが不整合を起こし、HDDとして起動しません。

これが基盤交換で修復できない理由です。

<余談>

同じメーカーの同じ型番、同じ部材を使ってもファームウェアが異なる場合があります。

たとえば、PC用とHDDレコーダー用ではファームウェアが異なります。

データが読めなかった場合、PC用は入念にリトライを繰り返しますが、HDDレコーダー用は画像の欠落を防ぐためエラー補正機能を当てにしてそのセクターを読み飛ばします。

これもファームウェアの違いに依ります。

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担当 杉山

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