内蔵HDDデータ復旧

(HDD)データ復旧

機種別データ復旧|内蔵HDD

障害時の対応と復旧について

mac g5 内蔵HDD

Windows あ るいは MacLINUX、UNIXについ て

一般に使われているWindows、音楽やグラフィック、医療の分野で見かけるMac(apple)、計測器や専門ソフトを動かすため の UNIX系などコンピュータのオペレーティングシステム(OS)は様々です。

また計測器や産業機器のコントローラーとしてのパソコンに中にはDOS等の極めて古いOSが使われていることがあります。また同じ WindowsやDOSでも旧NECのPC98シリーズなど仕様が少し異なるものもあります。

しかしOSが異なっても使われているHDD(SDD)は基本的に同じものです。(若干の仕様の違いはありますが通常交換しても認識、動 作します。)違うのはファルシステム 各オペレーティングシステム毎に異なるシステム ファイルフォーマットが使われています。

パソコン(PC)の電源を入れるとパワーオンリセットがかかり まずHDDが起動します。HDDもパソコンと同じように自分自身を起動 する必要があるのです。HDDがHDDとして起動した後OSを読み込んでパソコンが起動するのです。

つまりWindowsであれMacであれUNIXであれ働きは同じでデータ復旧の方法も大きな違いはありません。

内蔵HDD 障害発生時の対応

内蔵HDDが故障すると起動しない、動作が不安定になる、システムが落ちる等の症状が現れます。それに伴って異音(カコン)が発生する こともあります。
HDDが故障する原因は何通りか考えられますが、実際にデータ復旧をご依頼いただくHDDの9割はHDD障害発生の直接の原因は不明で す。
何らかの衝撃が加わった事によるヘッドクラッシュの痕跡は合ってもその”何らか”はわからないことがほとんど。
逆に言うと 普通に使っていて ある日突然 突然障害が発生しているのです。
中には 「最近調子が悪くて、再起動して・・・」というケースもありますが、これなどそれに気がついた時 確実にバックアップしておけば データ復旧などしなくてよいのです。

パソコンがおかしいと思ったら 電源を切ってください。ここで よく考えましょう。
1.「最悪の場合データが無くなってもなんとかなる。」「諦めが付く。」
   自分でデータ復旧を試みる。近くの詳しい人に相談する。

2.絶対になくなっては困るデータの場合
   決して自分で手を付けてはいけません。また(自称)詳しい人の言うことも聞かないほうが無難でしょう。
   本当に詳しい人なら助けてくれるかもしれませんが (自称)詳しい人に壊されたHDDを嫌というほど見てきましたから。

内蔵HDD障害のデータ復旧事例集はこちらを御覧ください。おそ らくびっくりされるような事例もたくさんあります。

確実なバックアップに勝るデータ復旧などありません。

産業用機器のコントローラー

生産機器のコントローラーとして使われているパソコンがあります。
この場合 産業用機器(生産設備)の寿命は数十年、あるいはもっと長いかもしれません。
ところがパソコンは10年もするともうパーツすらなくなります。この機器としての寿命の差が大きな問題となります。

パソコンと機器が一つになって初めて正常に使えるわけですからコントローラーのパソコンにトラブルが発生した場合 その生産機器、ある いは生産ラインが止まってしまいます。
パソコン自体すでに製造中止、HDDを始めパーツも通常のルートでは手に入りません。
まずHDDはIDE(パラレル)であることがほとんど。普通のパソコンショップではまず手にはいりません。
コンピュータを更新しようとするとソフト自体もバージョンアップしなければならずそれだけで2~3百万円かかることも珍しくありません。
金がかかっても新しいシステムにバージョンアップできればまだ良い方で そのシステム自体が終了していたり、極端な場合 メーカー自体が なくなっていたりします。

私どもで どんな場合でも確実にシステムを復旧できるとは言いませんが まずお問い合わせください。
アドバイスできることもあります。
システムの復旧事例

データ復旧ソフトの使い方

「データ復旧 業者に依頼すると高い。データ復旧ソフトを使って自分でデータ復旧をやってみよう。」
前にも書きましたが ”最悪の場合 データが復旧できなくても 諦めが付く”、”時間がかかるけど データの作り直しができる。”
ということでしたら 自分で 試してみてください。
ここでやり方について書いておきますが あくまでも自己責任でおねがいします。改めて業者に出したが「障害発生後にデータ復旧ソフトの長 時間の使用により症状が悪化した。」”
ということになっても 一切責任はとれません。自己責任ということを予めご了承ください。

データ復旧ソフトの種類

データ復旧ソフトには”有償のもの(商用ソフト)”、”無償のもの”様々な種類があります。
”データ復旧”でGoogle検索すると 必ず”データ復旧ソフト フリー”という候補が出ます。
※フリーのデータ復旧ソフトについてはこの後の項目で説明します。
では 有償のものなら 何でも良いかというと その能力には大きな差があるようです。
日本で おそらく一番有名なデータ復旧ソフトは 評判ほどの能力はないように思います。

また ある症状にはAという復旧ソフトが有効でも 別の症状にはBというソフトが有効かもしれません。
自分でデータ復旧しようとすると適合するソフトに行き当たるまで何本も必要となる場合があります。
ほとんどのデータ復旧ソフトには試用版(復旧まではできません)があります。
失敗しないためには 試用版をダウンロードし それでスキャンを掛けてみてください。
データが見える(ファイル名が出てくる)ようなら代金支払って商用版を購入してください。

この場合重要なことは
ファイル名が見えたら そのソフトをかけたままで ネット決済で”プロダクトキー”を入手、そのまま入力して(試用版を 商用版にして)復旧作業を続けてください。
一旦作業を中断すると 再度そのファイルが認識(復旧)できるとういう保証はありませんから。

データ復旧ソフトが使える条件

少なくとも 以下の条件を満たす必要があります。

  • 1.少なくともSATAで認識すること(BIOSで認識しなくとも良い)
  • 2.プラッターが回転する
  •   

回転していないHDDはもちろん、HDD自体がビープ音を発しているHDDは復旧作業すらかかれません。 異音を出しているHDDもほぼ 不可能。

復旧ソフトにかけることができるHDDは 私どもデータ復旧を生業としている業者から見ると決して障害HDDの中では高い割合ではあり ません。 誤って消してしまったファイルの復旧ぐらいならできるかもしれませんが。

データ復旧ソフト使用時の注意点

1.フリーソフトにしろ有料ソフトにしろ 障害を起こしたパソコンにインストールしてはいけない。
2.復旧可能な場合 復旧したデータは必ず別のHDDに保存。誤って削除した場合でも必ず他のHDDに。
   ※障害を起こしたHDDに書き戻すと(ファイル名は見えても中の)データが壊れます。
   ※つまり少なくとも障害を起こしたパソコンと別に一台正常に起動するパソコンが必要です。
   ※データの書き出し用に別のHDDが必要です。
これを守らないと データ復旧の作業自体がデータを壊してしまうことになります。
他のPCやもう一台のHDDが準備できないならデータ復旧は諦めることです。(やってもデータをより破壊するだけです)

安全なデータ復旧ソフトの使い方

一般的なデータ復旧ソフトを使って復旧作業を行う際のやり方、注意点を書いておきます。

「面倒だから」、「そんな機材は持っていない、買うと高い」等の理由で手順や注意を守らないと 復旧できる症状のものも復旧できなくなることがあります。

無理をするとデータ復旧ソフトを使うことでプラッターに傷(物理障害、磁性体剥離)をつけ 復 旧不能になることさえあります。

できるだけ安全にデータ復旧ソフトを自分で使いたいなら次の手順を守ってください。

  • 1.障害を起こしたPCからHDDを取出す。
  • 2.ハードウェアでこのHDDから正常なHDDにクローンを作る  
       
    • ※専用のHDDスタンドかクローン専用機を使ってください。
    •  市販されているHDDスタンドの殆どは元のHDDに不良セクターがあるとクローンが作れません。
    •  
    • ※この工程を省いて 障害HDDに直接 復旧ソフトをかけると負荷がかかりHDDを破壊してしまう恐れがあります。
    •  
    • ※データ復旧業者の中にも直接復旧ソフトをかけて壊し”復旧不能”として 私どもに再度持ち込まれるケースが結構ありま す。
    •  
  • 3.クローンを採ったHDDにデータ復旧ソフトをかける。
  • 4.作業中は目を離さない。異音がしたり、熱を持つようなら直ちに止めてください。
  • 5.復旧可能なら 別に用意したHDDにデータを復旧する。
  • 6.一つのソフトで復旧できなければ別のソフトを使って見る必要があるかもしれません。

※どのソフトが良いではなく 症状によって得意とするソフトが違うのです。

クローンの取れる ハードディスクスタンド

現在市販されている安価な(一般の方でも購入可能な)HDDスタンドの中で私の知る限り唯一不 良セクターをスキップできる マーシャル MAL-5135SBKU3 CS6038 です。センチュリーのこれdo台 PRO (KD25/35PRO) が販売終了になった今 これしかないのか もしれません。ちなみにセンチュリーの後継機種は問題ありでまともに使えません。

フリーのデータ復旧ソフト

「できるだけ安くしたい」、「フリーソフトがあるじゃないか。」ということでフリーのデータ復旧ソフトを使う方がいます。
フリーのデータ復旧ソフトの場合でも できるだけ 上の”安全なデータ復旧ソフトの使い方”を守ってください。
一般にフリーの復旧ソフトはその結果に保証がないだけでなく その動作(振舞い)がHDDにどのような影響を与えるかわかりません。

またある有名なデータ復旧のフリーソフトはデフォルトで同じHDDに書き戻すようで このせいで復旧不能になったケースが何件もありま す。

データ復旧作業はネットの情報に惑わされないで くれぐれも慎重に行ってください。アフェリエイトのためだけに十分な知識も無く作られ たデータ復旧(ソフト)の評価サイトがたくさんあります。あからさまなステマや情報がいい加減程度ならまだ良いのですが 明らかにデータ 復旧に有害な内容が書かれているサイトもあります。

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